新春に寄せて
日付:2019-01-24

「光陰矢の如し」、初春の季節が再びやってまいりました。新年に際し、競天公誠管理委員会を代表し、所員一同の日々の努力と、各界の競天公誠に対する厚きご支援に、改めて感謝の意を申し上げます。

改革開放40周年に当たる2018年は中国人にとって大変感慨深い年でありました。40年に及ぶ中国特有の社会主義法治体制の構築は歴史的成功を収め、中国弁護士業界もこの間、大きな進歩を遂げました。我々は、祖国の一員、業界の一員、そして中国弁護士の一人として、改革開放の道を歩み、改革開放を共に建て上げてきました。競天公誠は中国弁護士制度改革がスタートした1992年に創設されました。中国における最初のパートナー制法律事務所の一つとして、他の同業者らと共に改革開放の荒波に身を投じて以来、中国の社会主義市場経済発展と法治建設に尽力し続けました。「成功」という言葉をもって競天公誠の26年間を総括するのであれば、この成功は、時代の賜物であり、祖国の繁栄があってはじめてもたらされたことを強調せざるを得ません。中国の変革と共に発展できたことを競天公誠は大きな喜びとしています。

2018年、競天公誠はあらゆる面で好成績を残しました。事務所全体の収入は前年比36%増と過去最高を更新。国外上場業務では中国トップを維持しました。数百に及ぶ団体から各種の賞を頂戴し、新スタッフの大量加入により「競天公誠ファミリー」の枝葉はより大きく伸展しました。特筆すべきは、メイヤーブラウン法律事務所の統括パートナーであった羅婉文弁護士が香港分所の責任者に就任したことです。羅婉文弁護士の加入で香港での影響力は一気に増大し、我々の香港事業に希望の扉が開かれました。羅陳法律事務所との提携実現により当事務所香港事業の基盤はゆるぎないものとしました。また昨年は、南京分所も設立されました。南京分所開設により、長江デルタ経済圏における業務能力は大幅に向上しました。また、上海分所のオフォス拡大に続き、深圳分所オフィスが深圳の新ランドマーク、中国華潤ビルに移転がなされました。この他、管理部門が3Eシステムの導入を開始、財務管理をはじめとした業務効率の向上が成されました。これら全ての進歩は競天公誠スタッフ一人一人の努力の賜物であり、「専門、平等、寛容、協力」という競天公誠精神の体現といえます。

2019年は風雲急を告げる一年になることが予想されます。世界の政治経済はかつてないほど変化し、中国経済も厳しい試練に直面することになるでしょう。それに伴い、中国国内の法律サービス市場も激しい競争にさらされることが予測されます。目標を高く掲げ、革新する勇気を持ち、強みを活かした発展を模索し、その道を歩み出すことが我々に求められています。

新しい一年、競天公誠は、業務領域を深化させ、新たな業務領域の開拓に力を注ぎます。分所の規模拡大に励み、優秀人材の獲得を推進します。管理部門を強化し業務サポートを向上させます。弁護士の育成制度を改善しサービスレベルの向上に努めます。また、「調和と共有、団結と協力」の所内カルチャーを醸成し、結束力を強化していきます。

あらゆる成功は継続した戦いの結果であり、偉大な業績を成し遂げるには、先人から学びつつ新しい道を切り開いていく必要があります。高い志が卓越した成功を導き、堅実さが前進を可能にすることでしょう。我々は心を一つにして共に向上に努めながら2019年を戦ってまいります。

春が来て全てが新しくなります。新春に際し、皆様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げます。

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