孚能科技(贛州)股份有限公司(「孚能科技」、株式コード:688567.SH)は、2020年7月17日、上海証券取引所のイノベーションボードにおいて上場を果たしました。今回の公募株価は1株あたり15.9元、調達資金は約34億人民元です。今回、「イノベーションボード」の新エネルギー車用リチウムイオンバッテリー領域で初の上場となりました。
2009年創立の孚能科技は「ソフトパック動力の王様」として知られ、三元系ソフトパックバッテリーで世界をリードする企業の1つに成長した、江西省初の「ユニコーン企業」です。新エネルギー車用リチウムイオンバッテリーと完成車バッテリーシステムの研究開発、製造・販売に注力しており、業界初の三元化学システムおよびソフトパックバッテリー構造を確立、パワーバッテリーの研究開発・産業化を達成しています。主要製品である三元系ソフトパックバッテリーは、高エネルギー密度、安全性、長寿命、高速充電、温度適応性を備え、性能は業界トップレベル。 2017年から2019年における同社のソフトパックバッテリー製品の出荷量と搭載量は、世界第3位、中国トップを記録しました。孚能科技の製品は市場で広く認知されており、ドイツのダイムラー、北京ベンツ、北汽新エネルギー、広州汽車、長城、吉利、一汽等、国内外の一流自動車会社が取引相手となっています。今回の公募では、ドイツ、メルセデスベンツのIPO戦略的割当引受を獲得。これは国際的な大手自動車会社に、同社の技術力、製品性能、国際化が承認、信頼されたことを意味します。孚能科技はイノベーションボードに上場した初のパワーバッテリー企業となり、また、河西省で初めてイノベーションボード上場を果たした企業となりました。
競天公誠の弁護士チームは、本プロジェクトで株式発行者の顧問弁護士を務め、上場前の資金調達、再編、発行・上場および戦略的投資家の紹介等、全プロセスにおいて、包括的なリーガルサービスを提供しました。